
トキワ脚本家インタビューコラム⑦ 須田剛史
シナリオ作家集団トキワが発足して
もうすぐ8年を迎えます。
「トキワのことを多くの人に知ってほしい!!」
ということで、わたくし須田剛史が
メンバーたちにインタビューを行いました!
第7回は、須田剛史。
何を隠そう…わたくしです(笑)

これまでの実績はこちら
セルフプロデュースの脚本家として、オリジナルシナリオを実力派の役者陣で振り幅のある実験的な物語を数多く執筆。
元来持っている能力や置かれた状況を最大限に活かすことをテーマに、FMラジオドラマのレギュラー、ボイスドラマ製作、メディア出演、ポッドキャストなど幅広く活動を行っております。
・レギュラー脚本・
FM Kawaguchi CHAIN OF FRIEND
「ちぇいふれ村の3匹」
(番組内ラジオドラマ)
・ボイスドラマ・
「パンドラ・ノモフォビア」
・時代劇ボイスドラマ・
「幕末インストゥルメンタル」
・ショートボイスドラマ・
「スランプ協詞曲」
・メディア出演・
FM Kawaguchi
「Sound Creation 音の駅」
・ポッドキャストラジオ・
「ラジえん」
Q1.脚本家を志したきっかけは?
幼い頃からテレビっ子でドラマをたくさん観ていたことから物語を作ることが好きで、小学生時代に漫画を、中学生時代に小説を無我夢中で書いておりました。ただ当時は「おもしろい作品とは何か」「稼ぐために何をすべきなのか」を意識しておらず、書ければそれでよかったというのが本当のところです。その後、進学した地元の高校が男子校ゆえ同世代の女子たちと青春が出来ずにつまらない毎日を過ごしていたとき、刑事ドラマの「相棒」を観て「なんておもしろいドラマなんだ!」と感動。そのときにこれを仕事にする、何としてでも脚本家になってやる!と心に誓って今に至ります。
Q2.トキワへ加入するまでの経緯は?
コンクールへの応募や先輩ライター主宰の舞台でのオムニバス脚本執筆を経て、周囲の作家さんたちの実情を知るうちに「これからは脚本家も自主的に活動しなければならない時代になる」と感じ、セルフプロデュースを始めました。ある程度自主製作を世へリリースしたころ、ちょうど新メンバー募集のお知らせが目に留まり、知り合いがそのチームのメンバーだったこともあり、もっと活躍の場を広げていきたいと思っていたので応募しました。
Q3.影響を受けた作品は?
「相棒」、「11人もいる!!」、「不適切にもほどがある」、「MIU404」
Q4.尊敬している脚本家は?
輿水泰弘さん、櫻井武晴さん、砂本量さん、宮藤官九郎さん、野木亜希子さん
輿水さんは独特なセリフの鮮度感、櫻井さんは重厚で意外性のある構成力、砂本さんは軽妙でずば抜けたアイデア、宮藤さんは題材の切り口と独自の世界観、野木さんはキャラの心情と社会への問題提起。それぞれが持ち味をフルに発揮されており、自身が作劇する際の原動力にしております。
Q5.作品の発想や構想はどのように行っている?
普段の生活で違和感を覚えたことをノートに書き溜め、それを組み合わせて物語を作っていきます。必ずしも展開をきれいにまとめようとはせず、余韻があるものにするよう努めております。構想がある程度仕上がったら、話の大まかな内容をシナリオに携わっている知り合いと一般の知り合いにそれぞれ伝えます。「おもしろい!」と反応があればすぐにGO、「わかりにくい」と言われればSTAYといった感じで。双方から意見を伺い、質問や疑問点があったらそれらを直しの基礎としてブラッシュアップしていくやり方です。
Q6.執筆しているときに心がけていることやこだわりは?
・作品がわかりやすいか?
・観る人がおもしろいと思えるか?
・新しい題材や価値観を与えられるか?
・登場人物全員が葛藤や対立をし、自分なりの答えを出すために自主的に動いている作品か?
・セリフに鮮度はあるか?
決して作家の自己満足にならぬよう、それらの点を常におもに気をつけております。
Q7.得意なジャンルは?
言葉遊びのラリーが続くコメディ、時事ネタを用いた社会風刺なブラック系、少年漫画にあるような駆け引きが続くバトルもの。オーディオドラマをメインに活動しているので、特定の時代や場所に捉われることなくいろんな分野にチャレンジしております。なお、最新作は幕末の時代劇エンタテインメントを書きました。
Q8.脚本家をしていて最も苦しかったことは?
ご依頼を受け、やっとの思いで作品を仕上げたのにギャラを頂けなかったときです。その当時はまだアマチュア意識でいたので何とも思っていませんでしたが、場数が増えてプロ意識が研ぎ澄まされるにつれて深く考えるようになりました。物書きは0から1を生み出す尊い仕事なので、その扱われ方について思うところがあります。
Q9.脚本家をしていて最も嬉しかったことは?
テレビや映画にご出演の演者さんたちと仕事ができること、そして現場で活き活きしている演者さんたちの芝居を身近で観られること、さらにその作品に触れたお客様からステキな感想を頂けることです。あとは思わぬ瞬間に満足いくネタが降ってきたとき(笑)
Q10.今後、どのようなポジションを目指しているか?
セルフプロデューサーとして、オーディオドラマやネット番組配信や地域密着型コミュニティでの舞台イベントなどにおける分野の第一人者になります。オーディオドラマは予算面や期間などでの負担が少なめなので動きやすく、ネット番組配信はゲストで出演してパーソナルな部分を視聴者に伝えることができ、地域密着型の舞台イベントは個人店舗などでユニークな発想を用いて作品を上演することができます。これらが僕にとっては好きなものであり、心が躍るのです。
Q11.セルフプロデュースをして気づいたことは?
「自分が勝てる場所を見つけることが大事」ということです。今はいろんな媒体があることで選択肢が広がり、発信する側にとってはとても有利な時代になりました。
そのなかでテレビや映画という場所が向いているのか?舞台公演が向いているのか?オウンドメディアによる発信が向いているのか?などを己の体力やコミュ力やこれまでの人生経験や感覚から選んでいくことが求められると思います。
僕は自分が思い描いた作品を気に入っている実力派の演者さんたちで表現したい!という気持ちや、素敵な業界関係の方たちをもっと前面に出したい!という気持ちからファンへ向けたドラマやラジオ番組などを製作してオウンドメディアで発信しております。
せっかちなので自分の名前をクレジットした本格的なドラマを早く多く作って、多くの人に見せたいという想いが強いのも理由のひとつですが。
それがセルフプロデュースをしている自分が勝てる場所であると、長い歳月を経て感じたことです。とはいえ、時間は絶対にかかります。スランプに陥ることもあるでしょう。
それでもがむしゃらに挑戦する姿を必ず誰かが見ていて助けてくれます。だから諦めずにきょうも作家を続けているのかもしれません。
さて、今回のインタビューはいかがでしたか?
この作家チームに所属して気づいた特徴は、メンバーそれぞれの得意分野が誰一人として被っていない点にあります。
テレビドラマ、映画、舞台、オーディオ、書籍、デジタルコンテンツと多くのジャンルで溢れている現代のメディア媒体。
だからこそお互いが異なる視点から提案を出して補い合うことが出来る最高で最強な場所だと言っても過言ではありません。

シナリオ作家集団トキワはテレビや映画をはじめ、舞台やラジオドラマといった多方面に対応するプロのチームです。
企画・脚本を必要としている、また、脚本家の仕事に興味があるという方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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次回のメンバーは、深谷山昊さん!!

それではまた来週の日曜に!
