トキワ脚本家インタビューコラム② 進藤きい

シナリオ作家集団トキワ

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シナリオ作家集団トキワが発足して
もうすぐ8年を迎えます。

「トキワのことを多くの人に知ってほしい!!」

ということで、わたくし須田剛史が
メンバーたちにインタビューを行いました!

 

本日の第2回は、進藤きいさん。

 

 

これまでの実績はこちら

 

シナリオ作家集団トキワに関わりのある方たちが製作した5つのオムニバスからなる映画「Mothers」(2025年公開)。

 

 

 

そのなかの一編『いつか、母を捨てる』の脚本を担当されており、衝撃的な内容に心が震えて沼った僕はかねてからご本人にインタビューをしたくて堪りませんでした。

 

 

 

《キャスト》
外山史織
山野海
秋本奈緒美
久保田秀敏
岡見時秀

《脚本》
進藤きい

《監督》
木内麻由美


本編はこちら
https://genetheater.jp/movies/s2b6ivvs2

ジーンシアターにて配信中!!

 

念願が叶い、今回は最後の質問でその『いつか、母を捨てる』について伺ってみました。

 

ぜひ、最後までご覧ください!!

 

 

Q1.脚本家を志したきっかけは?

大きな野望があったわけではないのですが、書くことが好きで脚本スクールへ。 当時、脚本スクールが流行っていたんです。

 

Q2.トキワへ加入するまでの経緯は?

トキワに加入する前の10年は脚本も映画も無縁の生活をしていました。ほぼプロットライターになってしまい、友人たちの成功を喜べない自分自身にも嫌気がさして脚本から離れてしまいました。でも離れたことで自然に書いてみたいなと思う気持ちがまた芽生え、仲間探しをするなかでトキワに出会いました。

 

Q3.影響を受けた作品は?

映画って自由なんだなと驚いたのは『下妻物語』です。脚本として当時衝撃を受けたのは 『砦なき者』(野沢尚さん)です。読んでいて恐いくらいの作家の魂を感じました。

 

Q4.尊敬している脚本家は?

プロだけでなく、アマチュアと言われる人もみんなすごいなと思っています。

 

Q5.作品の発想や構想はどのように?

映画からインスピレーションを得ることはほぼなく、小説や自伝などを読んでいるとき、 友人と話しているときに発想が浮かびます。実際に企画が立ち上がるきっかけは監督がこんなタイトルいいよね、こういう人おもしろいよねというような漠然とした「いいよね」 から発想を飛ばしていくことが多いです。

 

Q6.執筆しているときに心がけていることやこだわりは?

映画はやはり監督のものだと思っているので、監督のイメージしている世界に一度できうる限り寄り添いながら書きます。ただテーマ性や人物像のとらえ方に関しては作家としての意見と感性を持つことは大切だと感じています。

 

Q7.得意なジャンルは?

筆が進むのはミステリーのような人間ドラマですが、これからはコメディも書きたいです。

 

Q8.脚本家をしていて最も苦しかったことは?

書きたいものがなくなったときです。できるだけ早くデビューしたいと思うあまり、人の意見をすべて受け入れてきた時期があり、ふと私はなにが書きたいんだっけとわからなくなりました。

 

Q9.脚本家をしていて最も嬉しかったことは?

トキワからの仕事で『洞窟姫』(ダークファンタジー朗読劇)を書かせていただいたとき、 たくさんお褒めの言葉いただいたのですが、「この姉妹が頭から離れない」「これがきっと しあわせだったんだと思う」「脚本がほしい」と三年後までつぶやいていた方がいて、お礼にうかがいたいくらい嬉しかったです。

 

Q10.今後、どのようなポジションを目指してますか?

2 年に1本の映画を書ける生活ができたら最高ですが、なにより自分らしさを追求していきたいです。そのなかで自分にはない視点をもった監督さんとともに新しい世界を描けたらいいなと思っています。

 

Q11.(進藤さんへの特別な質問)
ご担当された映画「Mothers」の一編、『いつか、母を捨てる』の裏話を可能な範囲で お教えください。

短編映画『いつか、母を捨てる』はもともと50代の女性が母を介護する話だったんです。 毒親に育てられたり、確執があったり、そんななかで介護をする必要性に迫られとき娘はどんな選択をするのか。ただ短編で描ききるには難しいと考えていたところ山野海さんという俳優さんに出会い、山野さんを生かすために設定を大幅に変えてみました。結果、それがいい方向へと進みました。 最初に上映されたとき知らない方からDMが届いたんです。「この映画をつくってくれて ありがとうございます。これは私の映画です」と。制作しているときの監督と私の合言葉 は「誰かひとりに届けばいいんだ」だったので、ちょっと泣いてしまいました。

 

 

「誰かひとりの心に届くこと」

 

今回のインタビューを経て、これこそが物づくりの本質であり核心であることを深く思い知らされました。

 

『いつか、母を捨てる』は毒親と若い娘の物語なのですが、まるで他人事とは思えないほどリアルな内容で現に劇中の登場人物たちと同じ経験をしている人、今まさにその状況に置かれている人が絶対にいると考えてゾクッとしております。

 

常に怖くてドキドキが止まらず、あのクライマックスへ至ったときの衝撃を僕は生涯忘れることはできません。

 

 

さて、今回のインタビューはいかがでしたか?

 

 

シナリオ作家集団トキワはテレビや映画をはじめ、舞台やラジオドラマといった多方面に対応するプロのチームです。

企画・脚本を必要としている、また、脚本家の仕事に興味があるという方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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次回のメンバーは、ササキタツオさん!

 

 

来週の日曜もどうぞおたのしみに☆

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